#最高の夏

サポーター入口

「通学路って、こんなに狭かったっけ?」 10年前のあの夏、確かにここを歩いていた。 「車で通ったらあっという間だからね、気付かなかったのかも」 「はーやだやだ。年…

Supporter: 募集中

なんでわざわざ、こんなクソ暑い日に外に出なきゃいけないんだ。 「今日は流星群なの! ぜーったい綺麗だよ!」 お願いごとを3回唱えたら叶うってか? 「早くしないと置…

Supporter: kazu67_

www.kazu67.blogspot.jp

「織姫と彦星ってあるじゃない。私、あのくらいが丁度良いと思うの」 彼女はいじわるな笑みを浮かべて振り返る。 「いっつも顔を合わせてたら、お互いうんざりしちゃうでし…

Supporter: ksakahieki

twitter.com/hieki

あの山の向こうって、何があるんだろう。 母さんの自転車じゃ、きついかな。 「なあに? 自由研究? 私はひまわりの観察にするつもりだけど」 誰もお前の自由研究の話な…

Supporter: もぐお

「夜の空気が好きなの。特に夏の」 こんなに暑苦しいのに? 「わかってないなー。『物語が始まっちゃう』って感じ、しない?」 しないよ。何も始まらないよ。 「もー。つ…

Supporter: 2get

twitter.com/2get

「私、目が悪いの」 コンタクトとか入れてるの? 「ううん。目、疲れちゃうから」 大変だね。 「大変なの。だから、おうちに帰るのもとっても大変」 そうなんだ。 「そ…

Supporter: noecho

「あそこに見える二人、どんな関係だと思う?」 知り合い、とか。 「知り合いと友だちの基準ってなに?」 そんなこと言われても、わかんないよ。 「じゃあ、私たちは?」…

Supporter: 死にたい

itopoid.net

カブトムシの捕まえ方はね、 こうやって木を えいっ て蹴るの。 僕は、いきなり飛び出た彼女の白い足が、 太い樹の幹にガン、ガン、とぶつかっていくのを、 どきどきし…

Supporter: mitukiii

mitukiii.jp/

私ね、夢を見たの。 湖の向こう側まで、提灯がずらーってつながって。 まるで光の橋みたいだったの。 私はひとりでそれを見ているだけ。 途中、あなたが出てきたと思った…

Supporter: 1000b

twitter.com/1000b

「私、夜の散歩って大好き」 暗くなると危ないって、先生に教わらなかったのか。 「だって日焼けするの嫌だもん。それに、人もいないし」 毎回付き合わされる僕の身にもな…

Supporter: 山プルギス

twitter.com/1VQ9

「ねえ、肩車してって言ったら、怒る?」 怒らないけど、理由くらいは聞かせてほしいな。 「電柱。電柱の上に乗ったら、空がきれいに見えるかなって。でも電柱に登るのは危…

Supporter: DJ薄着

twitter.com/usgi

「もし君がひまわり畑の中で迷子になったら、どうしよっか」 ちゃんと探してくれよ。 「夜通し叫んでて。私の名前を。ずっと。途中で寝ちゃっても構わないから」 寝たら見…

Supporter: ジャバ

twitter.com/search/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%90

「ねえ、この神社の言い伝え、知ってる?」 「目を瞑ったまま、二人で手をつないで鳥居をくぐると、その二人は幸せになれるんだって」 彼女は前を向いたまま左手を揺らした…

Supporter: うさぎスタジオ

twitter.com/usagistudio

「見て見てこのトマト、私が育てたんだよ!」 小麦色に焼けた肌が眩しい。 「はい、あげる! どうぞお召し上がりください~!」 小さな赤い実が、口の中で潰れる。 生ぬ…

Supporter: @major_rightwing

twitter.com/Major_rightwing

「空ってなんで青いか知ってる?」 知らない。 「じゃあ、海が青い理由は?」 それも、知らない。 「私も知らない。おんなじだね」 潮の香りがする。…

Supporter: 臓物

twitter.com/sonicbiz11

「将来の夢ってある?」 60円で買ったアイスを口から離して、彼女は言った。 「私はね」 遠くの空が染まっていく。 「こんな時間が、ずうっと続いたらいいなって思う」…

Supporter: 募集中

「今日、楽しかったね」 太陽が沈んでいく。 「帰っちゃうの、明日だっけ」 うん。学校が始まるから。 「そっか。残念。また来年だね」 冬休みとか。 「冬は寒いから、…

Supporter: @Rumi_gs

members.jcom.home.ne.jp/rumi-gs/sukouru/index.html

「夏休みの宿題、何にした?」 まだ決めてない。 「それじゃあ、さ。私と一緒にやるってのはどう? 1人でやるよりも楽だし、あなたが夏バテしたらその間私が進めておける…

Supporter: hironica

「ね? ちょっと離れた所の方が、綺麗に見えるんだよ」 彼女の下駄の音が耳につく。 「たーまやーって、叫ばないの? いいんだよ、誰もいないから」 下駄の音が、やんだ…

Supporter: 募集中

退屈だ。 何もすることは無いし、遊びに行くアテもない。 青い空、白い雲。 こんなのどこにだってあるじゃないか。 誰が羨ましがるんだ、こんなの。 宿題やりたくないな…

Supporter: arg_t

twitter.com/arg_t

ちりん、ちりん。 「これって、自分で鳴らしたらだめなの?」 ばーか。風が吹くから涼しいって感じるんだよ。 「ふーん。私はクーラーの部屋にたいさんしまーす」 ガラガ…

Supporter: 募集中

「進路、決めた?」 わかんない。とりあえず、公立って。 「そうだよねー。まだ私たち子供だもん。将来のこととかわかんないよねー」 9月、模試あるってよ。 「もうやだ…

Supporter: tk8s

twitter.com/trashspectrals

「星、綺麗だね」 夏の大三角形くらいは知ってるよ。彼女が空に指を向ける。 「わかる? あれがデネブで、あれが……なんだっけ?」 僕はただ、彼女の細くて長い指をぼう…

Supporter: i315

itochan.jp/

放課後この神社に集まるのが、僕たちのルールだった。 「すきなひと、いる?」 あの時の僕は、なんて答えたんだろう。 だーるーまーさーんーがーこーろーんーだ。 振り返…

Supporter: itopoid

itopoid.net

「あ~つ~い~!」 借りてきた猫じゃなかったのか。 「あ~つ~い~ったらあ~つ~い~の~!」 熱の塊がしなだれかかってくる。 「もっとあ~つ~い~よ~!」 俺にど…

Supporter: 玉響光学

summer.itopoid.net/

そんなに急ぐなよ。 暑さで視界が揺らぐ。 置いてくなよ、俺を。 セミの声がうるさい。 もう疲れ 「ほーら! しゃきっと歩く! もうちょっとだから!」 背中に当たる…

Supporter: mansf_

「ここがね、私のとっておきの場所」 そのセリフ、ドラマとかで聞いた気がするよ。 彼女は笑った。 「みーんな小さく見えるでしょ? 私だけが大きくて、他はみーんなちっ…

Supporter: 募集中

あんまり遠くに行くなよ。 「わかってるよー!」 白いワンピースがどんどん、どんどん小さくなっていく。 背の高いひまわりが、僕を見つめている。…

Supporter: akazunoma

akazunoma.jp

忘れ物をした。 放課後の教室のドアに手をかけると、中から音が聞こえた。 ぴっ、ぴっ、ぴっ、ぴっ、と電子音が鳴っている。 いち、にい、さん、しい、いち、にい、さん、…

Supporter: 募集中

夕焼け小焼けでまた明日。 明日も、明後日も、ずっとこんな日が続くといいなって思ってた。 「私、転校することになったの。8月いっぱいまでは、こっちにいるけどね」 「…

Supporter: nas304

twitter.com/nas304

つらいことがあると、いつもここにくる。 昔は、隣にあの子がいた。 「ここにくると、なやみもぜーんぶちっちゃくなって、お空に飛んでっちゃうの」 麦わら帽子に、黄色の…

Supporter: kamaboko123

blog.kamabokonet.com

次はどこ行こうか? この先、海があるらしいよ。 海、いいね。涼しそう。 潮の香りがする。 彼女の首筋を、汗がつたう。…

Supporter: sakotsu

d.hatena.ne.jp/hoge1010/

「あそこからなら、花火、きれいに見えるね」 3階建ての家? 「そう。やっぱり、3階建ては欲しいかな」 ……がんばります。 「あら、なんであなたが頑張るの? 『あな…

Supporter: 募集中

「あついね」 かろん。 グラスの中で、氷が鳴った。 「わたしはべつに、いいよ」 彼女は黙って、濡れたグラスに口をつけた。…

Supporter: 募集中

海だよ。 海だね。 その後、何を話したかは覚えていない。 ただ、あの夏を思い出そうとしてしまう。…

Supporter: 募集中

「この周り、私たちしかいないね。気付いてる?」 喉が乾く。風がぬるい。 「ねえ、いま何考えた?」 これだから夏は嫌いなんだ。…

Supporter: 募集中

「線路の上って、歩けるのかな」 死体を探しに? 「まさか。深夜なら、大丈夫だったりするかも」 警報機が鳴るって聞いたことあるよ。 「なら走って逃げればいいわ。線路…

Supporter: 募集中

「ねえ、星の根本ってあるのかな」 虹じゃないんだから。あるわけないだろ。 「星の根本まで歩こう、って素敵じゃない?」 だから無いって。 「夜のデートに誘ってるって…

Supporter: 募集中

「雲の中ってどうなってるんだろう。息できるのかな。いっぱい吸っておかなきゃ、だめなのかな」 ぷくー。 ぼくは無言で、彼女の頬をつついた。 ぷしゅー。…

Supporter: 募集中

「ビー玉って、味しないね」 まさか飲んだのか。 「ううん。氷の代わりになるかなと思って、口の中に入れてたの」 彼女の頬をじっと見つめる。 「……ほしいの?」 遠く…

Supporter: kmkv9

soundcloud.com/skyfishing

一歩ずつ、一歩ずつ、歩いてゆく。 それぞれの行き先に向かって。 線路は、どこまでも続く。 「ねえ、それって本当に?」…

Supporter: nnikirom

twitter.com/nnikirom

ねえ今何段? 「うるっ……さい。いまっ、かぞえてっ……あああーもうっ!」 もしかして忘れちゃった? 「あなたのせいだからね。もう私不機嫌になった。一歩も歩かない」…

Supporter: 募集中

ねえ、この線路って歩いて大丈夫なの? 「大丈夫、このまま死体を探しに行きましょう」 「沼でヒルに襲われたり、銃を打ったりするのよ」 映画の見過ぎだよ。 「でも、付…

Supporter: s_kazune

saccharin.sakura.ne.jp

「ひまわりって遠くから見るぶんにはいいけど、近くでみると、こわい」 こわい? 「なんか真ん中にいっぱいあるから」 大丈夫。ほとんどのひまわりは君より背が高いから。…

Supporter: @_Re_F

www.work-records.server-on.net

「ひまわりって、夏の間しか咲かないんだよね」 うん。そうだよ。 「夏が終わったら、枯れちゃうんだよね」 そうだね。 「なんか、さびしいね」 なぜか、彼女はにっこり…

Supporter: 募集中

退屈だ。 「あら、私は好きよ、この道。何にもないし」 退屈だ。 「しばらく先まで、人っ子一人いないし」 退屈だ。 「何にもないから、邪魔されないし」 退屈だ……と…

Supporter: oqada

twitter.com/oqada

ひまわりってさ。 彼女は小さな声でつぶやいた。 近くで見ると、ちょっとこわいよね。 細い指で、花びらを1枚ちぎる。 ……生き物だから。仕方ないよ。 ふーん。 喉の…

Supporter: にっしー

twitter.com/kanishionori/

青い空、白い雲。 一面のひまわり畑。 できすぎなくらい、夏だった。 「ねえ、夏ってなあに?」 後ろから彼女の声が聞こえる。 僕の頬をつうっと、汗が滴り落ちた。…

Supporter: nonumberless

nonumberless.com

「これ、忘れ物。もー! しっかりしてよね」 わざわざ電話までかけてくれなくても。 「そうでもしないと、ずんずん歩いていっちゃうじゃない。歩幅、大きいんだし」 ビー…

Supporter: KKRG128

twitter.com/KKRG128

ねえ、踏切のおまじない、知ってる? 鐘が鳴ったら、目を瞑って10数えるの。 10になったら、目を開ける。 そのとき最初に見えたものが、あなたの大事なものなんだって…

Supporter: KKRG128

貧乳.tk

学校の帰り道。 夕暮れの駅。 向かいのホームで、本を読んでいるあの子。 名前は知らない。 だけど、毎日同じ時間に、同じ場所にいる。 ある日、あの子がいなくなった。…

Supporter: isennite

twitter.com/isennite

ずっと夕暮れだったらいいのに。 真面目な顔でそう言う君の顔を見て、僕は思わず吹き出した。 「失礼だな。綺麗なものをずっと見てたいと思うのは、普通のことでしょ?」 …

Supporter: mirakui

twitter.com/mirakui

「こういうの、のどかな田園風景っていうらしいよ」 彼女はくすりと笑った。 のどかも何も、僕たちにとってはこれが普通だから。 明日も、明後日も、変わらない、普通。 …

Supporter: ntddk

twitter.com/ntddk

「この道を進めば、どこに着くのかな」 白いワンピースがひらひらと揺れる。 「ねえ、このまま、どこか遠くへ行っちゃいましょうよ」 長い黒髪が跳ねる。 「着いてきてく…

Supporter: @2010Oceanic

fablabjapan.org/

「それっ」 鳥居の上に石が乗ると、願いごとが叶う。 そんな子供だましみたいなおまじないに真剣になる君。 「あーもうっ! ぜんぜんうまくいかない!」 そりゃそうだ。…

Supporter: 募集中

「うう~ん、眼鏡持ってくればよかった」 そう睨みつけるなよ。花火がかわいそうだろ。 なんで今日に限って、眼鏡してないんだよ。 「……だって、浴衣だから」 浴衣に眼…

Supporter: nomolk

twitter.com/nomolk

「覚えてる?あそこに秘密基地があったこと」 小さな神社の裏手。 ビニールテープで囲い、林に秘密基地を作ったこと。 台風の次の日、ぐちゃぐちゃに壊れていたこと。 隣…

Supporter: コマシちゃん

mobile.twitter.com/komashichan

「それじゃ、ここでお別れだね」 もう少しいればいいのに。 絶対に言うまいと思っていた言葉が、口から溢れる。 「学校始まっちゃうよ。ここに来れるのは、8月の間だけ」…

Supporter: 募集中

どれだけ手を伸ばしたら、あの星に届くんだろうか。 「きれいだね」 小さな声で、彼女が言った。 僕たちの間を、 ゆっくりとした時間だけが、 ただ、流れていく。…

Supporter: きんみ

kinto.arttimes.info/

「青空って、おなかいっぱいにならないよね〜」 芝生の上に寝転びながら、彼女は言った。 「雲だったら、もくもく、ふわふわしてて、おなかいっぱいになるのに」 星は? …

Supporter: たこ

mobile.twitter.com/takoin768

「ねえ、ちゅーしよっか」 喉が一気にカラカラになる。 「なんとなく。だめ?」 だめに決まってるだろ。人もいるだんだぞ。 「ふーん。そっか」 何事もなかったかのよう…

Supporter: よしたk

summer.itopoid.net/rhh

「たーまやー! かーぎやー!」 今時、そんなこと叫ぶ奴がいたなんて。 「たーまやー……ねえ、他の呪文ってないの? 飽きちゃった」 縁日で買った、キラキラ光るステッ…

Supporter: yuriika

yuriikaramo

「わたしいちご。あなたはレモンね」 はあ。 「どっちも食べたいの。いいでしょ?」 いつものことだ。 「えへへ、ねえ、どっち食べたい?」 食べたいのはお前だろ。 「…

Supporter: ポコ ポコ プー

summer.itopoid.net/jws

大きいのと小さいのが1つずつ。 こっちが私で、君はこっち。 大丈夫だって。これからだよ、これから。 あれから何年経ったろう。 たぶんもう、僕の方が大きい。…

Supporter: makimoto

github.com/makimoto

「ねえ、蚊取り線香つけて」 ライターを投げるな。 「えへへ、ナイスキャッチ。大好き」 ……火傷するだろ。…

Supporter: 募集中

「ほら頑張りなさい。あともう少しよ」 僕の隣で、涼しい顔をしてペダルをこぐ彼女。 「二人乗りって苦手なの。それに、『最近運動不足だ』って言ってたでしょう?」 ああ…

Supporter: 募集中

バス、降りなきゃよかったね。 視界が揺れる。 たまにはこういうのもいいかも。 意識が朦朧としてきた。 元気だして。 ここはどこだろう。 「ほら、海が見えてきた」…

Supporter: 募集中

「空って、何色?」 青、かな。 「ふーん。つまんないの」 彼女はいつもこうだ。この後、決まってこう言う。 「「だったら、海の色は?」」…

Supporter: 胃炎

twitter.com/ienpp

「ねえ、くっつこうよ」 一瞬、何を言われたのかわからなかった。 「線香花火。くっつければ長生きできるでしょ」 ま、人間はそうとは限らないけどね。 彼女は笑いながら…

Supporter: 募集中

「川の水を飲み干せばいいのに」 二人が出会う、一年に一度の特別な日。 「きっと甘い味がすると思うの」 星くずを手ですくって、こくり、こくりと飲む君の姿を想像した。…

Supporter: 募集中

「いろいろ、変わっちゃいましたね」 あれから、何年だっけ。 「さあ、すっかり忘れちゃいました」 考えないようにしてるんですよ、と彼女は笑った。 「私たち、いつのま…

Supporter: 募集中

立入禁止の柵を飛び越えて、ばしゃばしゃと川に入っていく。 「ほら、はやく」 ここ、遊泳禁止って書いてあるぞ。 「いいじゃない別に。夏なんだから」 危ないってば。 …

Supporter: #最高の夏

summer.itopoid.net

「星って、かわいそう」 「自分が何になるのか、決められないんだよ。気付いたらはくちょうになってたり、さそりになってたり」 「ねえ、本当に、何かにならなくちゃいけな…

Supporter: Fu

ktgazer.org